親が高齢になり、１人暮らしを始めると、子供としては親の介護だけでなく、実家の整理も心配です。特に、土地が借地である場合には、借地権の売却を考えることもあります。
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単独での売却は難しい
しかし、借地権を地主に売りたいと申し出ると、逆に地主から「土地を買い取ってほしい」と言われることがあります。
そこで、借地人の子供が土地（底地）を地主から買い取り、親の借地権と一緒に売却する方法があります。通常、借地として買ってくれる人は見つからないし、地主も底地を買ってくれる人を見つけるのは難しいです。
制約のある土地はあまり取引されません。
贈与課税に注意！
子供が土地を地主から買い取ると、親子間で地代を授受しなくなります。
親の借地権は子供に移り、贈与とみなされ、贈与税がかかることがあります。
税務署に申出書を提出
贈与税への対応として、親の借地権が変わらない旨の申し出書を税務署に提出します。
これにより、借地権は親に残り、贈与税がかからなくなる可能性もあるので検討ください。
[No.4560 親が借地している土地の底地部分を子供が買い取ったとき]
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4560.htm
また、子供が土地を地主から取得せずに、借地人と地主が共同で売却する方法もあります。
不動産仲介業者に依頼して売却することもできます。ただし、買取り転売業者が買主となる場合は注意が必要です。
