宮川 英之– Author –
-
相続税の基礎知識
相続時精算課税制度で贈与者が贈与した年に不幸があった場合について
【相続時精算課税制度とは】 相続時精算課税制度は、贈与を受けた場合にその贈与に対して一定の税金を支払う制度です。 具体的には、60歳以上の父母や祖父母などの直系尊属から18歳以上の直系卑属である推定相続人や孫が贈与を受けた場合に適用されます。 ... -
トピック
相続登記の義務化、認知度はいまいち!?
【相続登記の義務化開始】 4月に相続登記が義務化されることについて、小泉龍司法務大臣は2月中旬、「国民に十分に幅広く認知されていない」と述べ、周知が進んでいない現状への危機感を示しました。 今後、よりターゲットを絞り込んだPRなどに取り組み... -
贈与税の基礎知識
借地権の売却を考える場合とは
親が高齢になり、1人暮らしを始めると、子供としては親の介護だけでなく、実家の整理も心配です。特に、土地が借地である場合には、借地権の売却を考えることもあります。 【単独での売却は難しい 】 しかし、借地権を地主に売りたいと申し出ると、逆に... -
相続税の基礎知識
相続手続きの簡略化について
相続手続きはかなり手間がかかります。 相続人を確定させるためには、亡くなった方の生まれてから亡くなるまでの全戸籍謄本を集める必要があります。 具体的には、まず亡くなった時の本籍地において、最新の戸籍謄本を入手し、それを基に一つ前の戸籍謄本... -
相続税の基礎知識
遺産分割協議に関する基礎知識
【遺産分割協議の流れ】 遺産分割協議は、相続人全員で遺産の分け方を話し合う手続きです。 遺言書がある場合は、原則的には遺言書通りに遺産分割を行いますが、遺言書に記載されていない遺産については協議の対象となります。 遺産分割協議には、すべての... -
相続税の基礎知識
遺産と生命保険契約に関する権利
【家族の将来の生活保障と資産形成のため生命保険を掛けている場合】 家族の将来の生活保障と資産形成のため、生命保険を掛けている場合、保険の対象としていた被保険者が亡くなる前に、保険料を支払っていた保険料負担者が亡くなると思わぬ課税を受けるこ... -
トピック
タワマン節税、規制強化へ
新築マンション価格はまだまだ高い水準にありますが、そこに水を差す規制が話題となっています。 相続税評価額と実勢価格のかい離を利用した、いわゆる「タワマン節税」の規制に向けて、国税庁が1月30日に第1回となる有識者会議を開催し、議論が開始され... -
相続税の基礎知識
相続人なき遺産、過去最高647億円に
【少子化高齢化の影響】 少子高齢化や婚姻数の減少などを背景に、相続人がいないなどの理由で「国庫」に入る相続財産が増え続けています。 2021年度に相続人不存在で国庫に入れられた相続財産は過去最高を記録しました。 朝日新聞の報道によると、前年度比... -
相続税の基礎知識
老人ホームの入居と相続税
【老人ホーム入居後に自宅を売却】 居住用家屋を空き家にして夫婦で老人ホームに入居したケースです。 入居後に、居住用不動産の所有者だった夫がその物件を売却したときは、入居から3年経過後の年末までなら居住用財産譲渡の3000万円特別控除の特例の適... -
トピック
換価分割の課税
実家の土地を相続したものの、相続人には持ち家がある場合、たとえ家族の思い出や記憶が詰まった、手放しがたい家であったとしても、取り壊して売却せざるを得なくなることがあります。 このようなとき、土地の売却代金を相続人の間で分ける換価分割が行わ...