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相続税の基礎知識
財産未分割の場合の相続税申告
【財産が未分割でも相続税の申告が必要です】 実は、相続開始後に財産が未分割の状態であっても相続税の申告は必要になります。 そもそも、相続税の申告と納税は、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日(相続開始日)から10か月以内に行わなければな... -
相続税の基礎知識
相続土地国庫帰属制度
【相続土地国庫帰属制度】 相続土地国庫帰属制度は、相続または遺贈により取得した土地の所有権を国庫に帰属させることができる制度で、2023年4月27日から施行されました。 この制度は、所有者不明土地の発生を予防するための対策の一つとして創設されまし... -
相続税の基礎知識
同族会社と貸宅地の評価(相続)
【相続した土地の評価方法について】 相続した土地に借地権が設定されている場合、相続税の評価ではその土地は「貸宅地」となり、自用地の価格から借地権の価格を差し引いた金額で評価されます。 通常の地代での評価方法 土地の使用料として通常の地代を支... -
相続税の基礎知識
相続時精算課税制度で贈与者が贈与した年に不幸があった場合について
【相続時精算課税制度とは】 相続時精算課税制度は、贈与を受けた場合にその贈与に対して一定の税金を支払う制度です。 具体的には、60歳以上の父母や祖父母などの直系尊属から18歳以上の直系卑属である推定相続人や孫が贈与を受けた場合に適用されます。 ... -
トピック
相続登記の義務化、認知度はいまいち!?
【相続登記の義務化開始】 4月に相続登記が義務化されることについて、小泉龍司法務大臣は2月中旬、「国民に十分に幅広く認知されていない」と述べ、周知が進んでいない現状への危機感を示しました。 今後、よりターゲットを絞り込んだPRなどに取り組み... -
贈与税の基礎知識
借地権の売却を考える場合とは
親が高齢になり、1人暮らしを始めると、子供としては親の介護だけでなく、実家の整理も心配です。特に、土地が借地である場合には、借地権の売却を考えることもあります。 【単独での売却は難しい 】 しかし、借地権を地主に売りたいと申し出ると、逆に... -
相続税の基礎知識
相続手続きの簡略化について
相続手続きはかなり手間がかかります。 相続人を確定させるためには、亡くなった方の生まれてから亡くなるまでの全戸籍謄本を集める必要があります。 具体的には、まず亡くなった時の本籍地において、最新の戸籍謄本を入手し、それを基に一つ前の戸籍謄本... -
相続税の基礎知識
遺産分割協議に関する基礎知識
【遺産分割協議の流れ】 遺産分割協議は、相続人全員で遺産の分け方を話し合う手続きです。 遺言書がある場合は、原則的には遺言書通りに遺産分割を行いますが、遺言書に記載されていない遺産については協議の対象となります。 遺産分割協議には、すべての... -
相続税の基礎知識
遺産と生命保険契約に関する権利
【家族の将来の生活保障と資産形成のため生命保険を掛けている場合】 家族の将来の生活保障と資産形成のため、生命保険を掛けている場合、保険の対象としていた被保険者が亡くなる前に、保険料を支払っていた保険料負担者が亡くなると思わぬ課税を受けるこ... -
トピック
タワマン節税、規制強化へ
新築マンション価格はまだまだ高い水準にありますが、そこに水を差す規制が話題となっています。 相続税評価額と実勢価格のかい離を利用した、いわゆる「タワマン節税」の規制に向けて、国税庁が1月30日に第1回となる有識者会議を開催し、議論が開始され...